2024.10.04~10.06 at.ABCホール
劇団五期会第77回公演
流れ星
作:宅間孝行 演出:井之上淳
時は2006年春、ところは東京のとある下宿屋
「秀徳館」。父から引き継いだ古びた下宿屋を営む夏子とその夫の謙作は、冷え切った結婚生活を送っている熟年夫婦。
ある日謙作は出かけた先で突然倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまう。
慌ただしく葬儀を終え、ようやく落ち着きを取り戻した夏子のもとに、突然「魔法使いマリー」と名乗る見知らぬ女が現れ、夏子に「四つの願いを叶えてあげる」と言い出した。
疑いつつも人生をやり直すため、夏子とマリーは謙作と結婚する前の1970年にタイムスリップすることに!
大阪万博、学生運動、ハイジャック…
高度経済成長期の真っただ中、果たして夏子の願いは叶うのか?
そして、マリーの正体は…?
出演:森畑結美子、小川悦子、井之上淳、宇仁菅真、林和子、牛丸裕司、 勝村愛、植村美咲、中原央人、石野りく、山根翔大、北岡里都、枯木隆志、神野春樹、東口雛乃、村井祥悟、木戸愛音
音響効果:須川由樹(T&Crew)
照明:染川充成
宣伝美術:山口良太(slowcamp)
宣伝イラスト:コージー・トマト
制作協力:(同)尾崎商店
制作:劇団五期会
協力 京阪商会
高津商会
(有)T&Crew
(有)ライターズ・カンパニー
(株)ONE WEEK
2023.11.23~11.25 at ABCホール
劇団五期会第76回公演
ザ・スコテッシュプレイ
―レイディマクベスの悲劇、または玉座あり―
原作:W.シェイクスピア「マクベス」より
翻案・脚色:イシワキキヨシ 演出:井之上淳
勇猛果敢ながら小心な面を持つ将軍マクベスは、荒野で出会った三人の魔女たちの予言により、妻と共謀して主君を暗殺し王位に就く。
しかし恐れと重圧から錯乱し、先王の王子たちの復讐により絶命する。
この悲劇のもうひとりの主人公、夫を唆し主君暗殺を実行させたマクベス夫人は、如何にしてマクベス夫人となったのか。
本作では、シェイクスピアが用いた原典(ラファエル・ホリンシェッドの『年代記』)を踏まえ、名前も与えられず稀代の悪女として描かれたマクベス夫人の内面を照らし、夫と共に破滅への道を突き進む姿を描きます。
彼らを駆り立てたのは、愛情と野心だけだったのか。人間の深淵に迫る壮大なドラマをお届けします。
出演:尾崎麿基、森畑結美子、小川悦子、井之上淳、宇仁菅真、林和子、牛丸裕司、勝村愛、内山絢貴、植村美咲、中原央人、石野りく、山根翔大、北岡里都、枯木隆志、神野春樹、村井祥悟、松岡慧人、富松夢月、福永千弥
美術:堀容子
音響効果:須川由樹(T&Crew)
照明:染川充成
ドラマトゥルク:神澤和明
舞台監督:出口勇作(ONEWEEK)
宣伝美術:山口良太(slowcamp)
絵:福田新之助
制作協力:(同)尾崎商店
協力:(有)ライターズ・カンパニー
2022.9.30~10.2 at ABCホール
劇団五期会第75回公演
『ハムレット奇譚』
原作:W.シェイクスピア「ハムレット」より
翻案・脚色:イシワキキヨシ 翻訳:神澤和明
演出:井之上淳
舞台はデンマーク王国・エルシノア城。父である先王は急死し、母ガートルードは叔父である現王クローディアスと再婚。悲しみと憤りに暮れる王子ハムレットの前に、父の亡霊が現れる。
亡霊は、弟クローディアスこそが自分を暗殺した悪党であると告げ、息子ハムレットに復讐の誓いを立てさせる。
ハムレットは葛藤の中復讐を果たすが、恋人や母親さえも失い、自らの命も尽き果てるのであった。
このあまりにも有名は復讐劇には、知られざる事実(奇譚)があった。
物語の案内役は、悲劇の中、死にゆくハムレットに「この悲劇を語り伝えてくれ」と依頼され、生き残る事となったホレイショーと、ウィリアム・シェイクスピアの孫と名乗る男、ウィリアム三世!彼らが語る奇譚とは、浮かび上がる真実とは……そして、目にした光景は……
W・シェイクスピア四大悲劇の名作『ハムレット』の血・権力・愛憎渦巻くもう一つの奇譚―――
出演:尾崎麿基、森畑結美子、小川悦子、井之上淳、宇仁菅真、林和子、牛丸裕司、勝村愛、内山絢貴、植村美咲、中原央人、石野りく、山根翔大、北岡里都、枯木隆志、神野春樹、東口雛乃、村井祥悟、松岡慧人
原作:W.シェイクスピア
「ハムレット」より
翻案・脚色:イシワキキヨシ
翻訳:神澤和明
演出:井之上淳
美術:堀容子
音響効果:須川由樹(T&Crew)
照明:染川充成
舞台監督:出口勇作(ONE WEEK)
ドラマトゥルク:神澤和明
宣伝美術:山口良太(slowcamp)
宣伝写真:坂下丈太郎
制作協力:尾崎商店
製作:劇団五期会
2021.12.3~12.5 at ABCホール
劇団五期会第74回公演
The Merchant of ZIPANG
原作:W.シェイクスピア「ヴェニスの商人」より
脚本:イシワキキヨシ 翻訳:神澤和明
演出:井之上淳
ものがたりは16世紀後半、海外との交易で栄えた商人たちの町、難波(なにわ)から始まる。
難波の侍・婆沙羅の次郎は琵琶湖畔に住む琴姫に求婚するため、親友の商人・安徳から金を借りようとしていた。しかし安徳の財産は航海中の商船にあり金を貸すことができない。安徳は、堺の町に住む悪名高い高利貸し沙六に金を借りに行く。曽我安徳は先祖代々の仏教徒、沙六の物部氏は神道を信心し、犬猿の間柄だが、沙六は証文を取り交わし安徳に金を融通する。その証文の中身とは、指定された日付までに安徳が金を返すことができなければ、安徳自身の肉一貫目を沙六に与える、というものであった。安徳は次郎への秘めた想いのためこの証文を取り交わしたのである。安徳の心の内を知らない次郎は琴姫の元へ旅立つ。その頃、安徳の商船が難破したとの知らせを聞いた沙六は、積年の恨みを晴らすため証文の実行、つまり安徳の肉一貫目を要求していた。
シェイクスピアの名作『ヴェニスの商人』を、当時「黄金の国・ジパング」と呼ばれた日本に舞台を移し人間の多様性を描く悲喜劇。
出演:尾崎麿基、井之上淳、宇仁菅真、森畑結美子、小川悦子、林和子、牛丸裕司、勝村愛、辰己飛揚、植村美咲、中原央人、石野りく、北岡里都、山根翔大、枯木隆志、神野春樹、東口雛乃、村井祥吾
美術:堀容子
音響効果:須川由樹(T&Crew)
照明:染川充成
ドラマトゥルク:神澤和明
振付:千樂一誠
宣伝美術:山口良太(slowcamp)
宣伝写真:坂下丈太郎
制作協力:(同)尾崎商店
協力:(有)ライターズ・カンパニー
2020.12.5~12.6 at ABCホール
劇団五期会第73回公演
キセツノナイマチ〜DisutanceVersion
原作:山本周五郎「季節のない街」より
脚本:森脇京子 演出:井之上淳
その「街」へ行くのに一本の市電があった。毎日規則正しく運行するのは運転手の六ちゃん。しかしこの市電、六ちゃん以外誰の目にもみえない。それでも六ちゃんは「どですかでん、どですかでん!」と実に勤勉に繁華街とその貧しい「街」を行き来する。
この吹き溜まりのような「街」の住人たちは実に個性的だ。
びっこで顔面神経症の島さんには恐ろしく不愛想な妻がいるが、島さんは妻を愛し満足している。岡田少年は、家族を捨てた兄が母親に無心しに来ることが許せない。
妻と姪に働かせて酒ばかり飲んでいる京太は、妻が入院中に姪を妊娠させてしまう。
益男・和子夫婦は初太郎・良江夫婦と仲が良いが、それぞれ夫と妻を取り換えても涼しい顔。水道端にはにぎやかなおかみさんたちが、街の良心ともいうべきたんば老人と世間話に興じている。
まだまだ「街」の住人はつわもの揃い。
さあ、六ちゃんの市電に乗って、どですかでん!と案内しよう。
出演:尾崎磨基、森畑結美子、小川悦子、井之上淳、牛丸裕司、勝村愛、
辰己飛揚、植村美咲、中原央人、石野りく、山根翔大、北岡里都、
柴田あかね、枯木隆志、神野春樹、東口雛乃
美術:堀容子
音響効果:須川由樹(T&Crew)
照明:染川充成
舞台装置:アーティスティックポイント
舞台監督:ONE WEEK
宣伝美術:山口良太(slowcamp)
制作協力:(同)尾崎商店
製作:劇団五期会